環境,時間,人の価値観,これらの変化と会社

時代の変化は今も昔も、著しいです。

ものづくりの時代から、IT革命の甲斐あってIT産業の成長そしてグローバル化と、より加速して変化してきていると感じます。

加速しすぎて、ものづくりに長けていた技術者が減ってきている側面もありますが、それはまたどこかでお話したいと思います。

 

時間の変化とともに、環境も変化して、人の価値観ももちろん変わってきています。

これらの変化をベースに、ある3社を比べてみていきます。


環境,時間,人の価値観の変化量と3社の比較

時間の経過をX軸、環境の変化をY軸として、人の価値観をグラフに表現し、ベースとします。

このグラフ上に、あるA,B,C社の状況をおいて見てみましょう。

環境の変化、時間の変化からみた会社

 

A社

まだ設立したての若い会社です。
経営者も若い場合が多く、バイタリティーに溢れ、スピード感があり、とても柔軟です。
安定的なベースロードを構築しつつ、チャレンジしていけるかが成長のカギです。

 

B社

長年、会社として成立し続けている老舗会社です。
表からは、苦労しながらも価値観の変化についていく努力がみられ、柔軟といえます。
安定的なベースロードはすでに確保されていますが、社内コストとチャレンジに折り合いをつけていけるかが成長のカギです。

 

C社

B社同様に、老舗会社に分類されます。
表からは、時間の経過とともに価値観の変化に対して開きがあるため、柔軟とはいえません。
安定的なベースロードは確保されているかもしれませんが、もし転換期が訪れたときにはA,B社に対して遅れをとることになります。

 

さらに少し補足しますと、
A社は前向きなやりがいのある仕事であると予想できますが、社員一人当たりの業務量が多い場合があります。また、価値観の変化よりも上側に開きが出るリスクもあります。
B社は今までの実績もありタフな会社であると予想できますが、チャレンジ部門と安定確保部門とで社員間のモチベーションの違いが生じている可能性があります。
C社は良くも悪くものんびりした会社であると予想できます。変化を求める機会が少ない(主たる業務が特殊であるなど)ため、社員一人当たりの業務量はA,B社より少ないと考えられます。

 

いかがでしょうか。

あなたが働いてる会社はこの3つですとどれに当てはまるのでしょうか?

はたまた、働くならどの会社がいいと感じるでしょうか?

 

もちろん、現実には多種多様の業種,会社があるので、たかだか3社で表現してみるには少々強引だったかもしれません。

 

見方も感じ方も人それぞれですから一概にどれが正解かなんて言えませんが、距離をとって客観的に考えてみることは、冷静な視点をもつために大切なことなのです。