新型コロナ(COVID-19)の影響により、予防に有効とされる商品が品薄となり、マスクや消毒液は入手困難な状況です。
ネット通販などで見つけたとしても“プレミア価格”で販売されていますよね。
調べるとすでに高騰した値段ばかりが目に入ってきて、定価というものがわからなくなってます。
今回はそんなプレミア価格商品と標準価格(定価や、平常時の適正価格)と値上がり倍数について調べてみます。
マスク
現在もっとも入手困難な商品。
例えば、使い捨て,サージカルマスク,3層式,レギュラーサイズの条件でみてみると、
【在庫あり/即納】超快適マスク 使い捨てマスク 50枚 抗菌マスク 不織布マスク mask フェイスマスク ウイルス対策 感染予防 PM2.5対応 花粉症対策 風邪予防 抗菌 防水 価格:4,980円 |
こちらの商品、税込み価格ですが送料が別途300円かかりますので、合計5,280円です。
50枚入りですから、1枚当たりの価格は…
105.6円!
いまネットショップの相場はどこもこのような価格のようです。(4月入荷予約をいれても1枚100円超え)
気になる標準価格はといいますと、性能により差はありますが、同仕様ですと1枚あたり7〜9円あたりが相場のようです。
1枚10円とみても、50枚入りで500円。税込みで550円。
4,980円:550円 で約9倍の値上がりとなっています。
ちなみに4層式というワンランク上の日本製マスクでも標準価格は1枚10円未満でした。
身近で一番高価なマスクは、100円均一の5枚入りマスク。これだと1枚20円です。
消毒液
アルコール濃度が約60-95 V%のそのまま使える消毒液をみてみると、
例えば、パストリーゼ77(以前から主婦に人気の消毒液)だと現在は、
価格:6,980円 |
送料無料の税込み価格で6,980円です。
気になる標準価格はといいますと、同商品で1,078円(税込み)です。
6,980円:1,078円 で約6.5倍の値上がりとなっています。
ちなみに、消毒液をいろいろみてみると、アルコール濃度が60%に満たない(50%とか)商品があります
殺菌能力としてはアルコール濃度が約60-95 V%の範囲でないと効果がないということですので、気を付けましょう!
手作りする材料
上記商品を手作りする場合に必要となる材料
マスク用ガーゼ
マスクづくりに良いサイズ 5センチ角の滅菌ガーゼだと、
医療ガーゼ 滅菌ケーパイン 徳用 S(5×5cm)36枚入り 価格:990円 |
こちら送料は別途770円かかりますので、合計1,760円です。
気になる標準価格はといいますと、同商品で709円(税込み)です。
1,760円:709円 で約2.5倍の値上がりとなっています。
消毒液のもと“無水エタノール”
無水エタノールがあれば、消毒液を手作りすることができます。
約60-95 V%のアルコール濃度ですから、無水エタノール(99.5%以上のアルコール濃度)の内容量を500mlとすると、
約120mlのきれいな水(精製水)で薄めれば、77V%程度の消毒液ができますね。
価格:3,300円 |
こちらの商品の場合、税込み3,300円+送料660円の合計3,960円です。
気になる標準価格はといいますと、同仕様で1,628円(税込み)です。
3,960円:1,628円 で約2.4倍の値上がりとなっています。
意外な品薄影響
無水アルコールの代替
アルコール度数がたとても高いで有名な“ウォッカ”が品薄です!
アルコール度数96%のウォッカ『スピリタス』
定価1,200円のところ、約4,000円とプレミア価格。(約3.3倍)
非接触 体温計
自宅で体温を測定することを想像すると、わきに挟む接触式かなとおもうのですが、会社や公共機関ですと誰もが使いやすいように、“非接触体温計”が必要となってきます。
日本に流通する電子機器の多くは中国製であるため、現在かなりの品薄状態にあります。
こちらの商品の場合、
非接触体温計 でこピッと ピンク UT701A-JC2 ( 1コ入 )/ でこピッと 価格:45,800円 |
送料無料の税込み価格で45,800円です。
気になる標準価格はといいますと、同商品で4,400円(税込み)です。
45,800円:4,400円 で約10.4倍の値上がりとなっています。
納期と価格変動
即日や2-3日での出荷など“即納”に近ければ価格は上昇し、
1-2か月後の入荷次第出荷の場合は標準価格で購入できる場合があります。
ショップはそれぞれ違うため、おそらく、
前者は時間をお金に換算して販売するショップ。
もしかすると、報道されている“転売屋”はこちらに潜んでいるのかもしれませんね。
後者は設定した標準価格を重視し、入荷状態次第のみで販売するショップ。
大手ショップは概ねこちらに該当します。
さいごに
急ぎでどうしても必要だというかたは、この価格差を知ったうえで購入しましょう。
欲しいけどまだ余力があり、標準価格(定価)で購入されたい方は、ドラッグストア巡回で運を掴む,または開店前から並ぶなどの努力が必要なようです。
普段、法人相手をなりわいとする商社さんに知り合いがいれば声をかけておくのも手です。
私たち一般層よりも情報通であることは間違いないですよ。
今後いっそうの“国内増産体制”に期待したいところです。