ゲンキンなヤツって実は良いこと?
ゲンキンなヤツとは漢字では“現金な奴”と書かれ、
「利害関係によってその態度・主張を変える人」
を指して、からかったり,小ばかにするように使われます。
これだけ聞くと決していい言葉ではないのですが、今の働き方にとっては必要なことなのかも知れません。
日本文化の特徴として「察して欲しい」というものがあります。
上位者から部下に対して「言わなくても解って欲しい」といった考え方もありますが、ここでは、
「この努力を,この我慢を,どうか良く見て評価して欲しい」
といった若き働き手に焦点を当ててみたいと思います。
【働き手の心の声】
業務量が多くて、本音を言うとツライ。だけど期待されているだろうし、弱音は良く思われないだろう。ここはグッと我慢してどうにか乗り切ろう。
【上位者】
一言も文句を言わずに、黙々と働いてくれているな。その働きぶりに見合った評価をしよう。そして自分も恥ずかしくない行動を心がけよう。
この場合は救われますね。親分肌の上位者と、言葉は無くとも通じてる関係とでもいいましょうか。
おそらく上位者は働き手を我が子のように想い、成長を見守ってくれているのだと思います。
これがもし、
成長を期待しているけど、自分も忙しいし、そこまで詳しく一人を見ているわけにはいかない。
そもそも社会人として一定の成果を上げるのは当然だろう。
社員ひとりひとりに、それほど大きな活躍を期待していない。
活躍されたとしても、それを認めるほどの評価制度は、この会社にはない。
と、こんな環境だったとしたらどうでしょうか?
努力も何も成立しませんよね。
苦しみ損です。
こういった場合は、少々“現金な奴”、“ちゃっかりしている”と言われようとも、自分の要求(報酬など)は伝えた方が、まだお得との見方ができます。
現在では「物事をお金に換算して考えることができる人」を
“計算高い=仕事のできる人”
との見方も広まってきています。
はたして今おかれている状況は、
“グッと我慢”で救われるのか?
“現金な奴”の方が救われるのか?
一度、冷静に考えてみて欲しいと思います。
現代の若き働き手は自分の要求を言える人が多くなってきていると耳にします。
私も実際に経験していますが、上位者にどう思われようと気にも止めず、言いたいことを言います。
口だけかと思いきや、ちゃんと結果を出すんです。
素晴らしいじゃないですか!これが今の働き方かもしれないと新鮮さを感じました。
お堅い考えの方だと、生意気だと感じるのでしょうけどね(苦笑)
仮に今、「努力が報われていない」と感じるのであれば、人知れず苦しむのは身体に良くないです。
先ずは自分の身体を第一に!
思い詰めて気を病むより、笑っていられる方がお得なのです。