新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界中に蔓延する可能性が危惧されていて、日本各地にも発症者がでていると報道されています。

集団からの感染を懸念して、さまざまなイベントも中止されており、これからも不安が続きそうです。

だけど悪いことばかりじゃない。

流行を抑えるために起こす行動が、結果的に今後の社会をよくするかもしれない…

そう期待したい“働き方の変革”です。

新型コロナ流行を抑えるために

流行を抑えるには、どうしたら感染するウイルスなのか知る必要がありますよね。

新型コロナウイルス(COVID-19)の全貌が解明されたわけではありませんが、厚生労働省からつぎのように発信(R2.2.25)されています。

 

<感染の仕方>

一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。

空気感染は起きていないと考えられています。

閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあります。

 

  1. 飛沫感染
  2. 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

  3. 接触感染
  4. 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

 

“閉鎖した空間で、多くの人といてはいけない”ということですね。

 

大企業で導入された働き方

テレワーク

ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方。

テレワークは、ワークライフバランスの実現 、人口減少時代における労働力人口の確保、地域の活性化などへも寄与する、働き方改革実現の切り札となる働き方でもあるとのこと。


 

時差出勤の積極的な活用

通勤ラッシュなどの混雑する時間を避けて出勤。フレックスタイム制の導入など。


 

集合会議の自粛

電話・テレビ会議の活用


 

対面コミュニケーションや、リモートでは使えないシステムやツールがあり、仕事が進まないなどのデメリットもありますが、新しい働き方が当然(主流)ともなれば、即解決するでしょう。

 

政府も推進

労働者の負担を減らすべく“働き方改革”なるものが発信されて以来、未だ大きな拡がりをみせないなか、今回の新型コロナウイルスの登場で、くしくも促進される運びとなったようです。

 

新型コロナウイルス感染症対策としてのテレワークの積極的な活用について(R2.2.25)

 

新型コロナウイルスの感染の拡大を防止するためには、多くの人が集まる場所での感染の危険性を減らすことが重要です。

通勤ラッシュや人混みを回避し、在宅での勤務も可能となるテレワークは、その有効な対策の一つです。

 

2月25日には新型コロナウイルス感染症対策本部において、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針が決定されたところ。

当該基本方針に基づき、患者・感染者との接触機会を減らす観点から、可能な限り、テレワークの積極的な活用をお願いします。

 

また、外出・通勤の場合も、政府から発信される最新の情報を収集して頂き、混雑する時間帯を避ける時差出勤や、咳エチケットや頻繁な手洗いなどの実施を心がけていただくよう、有効な感染拡大防止策についてのご対応・周知をお願いいたします。

総務省HPより

 

 

「今になってやっと!?」という見かたをすれば、少々解せないところもありますが、労働の軽減という見かたをすれば追い風と捉えることもできるでしょう。

 

 

どこまで拡がりを見せるか期待

変化を好まない“ことなかれ主義”が蔓延している旧式組織の存在。

 

未だ行動できていなくても、この不安がひろがる状況で、少なからず調べもするし、そして学ぶでしょう。

 

ついに重い腰をあげることができるかもしれない。

 

一社また一社と、前向きな変革感染が起こることを期待したいところです。

 

さいごに

どんな大変なことでも、努力を重ねた時間とともに収束に向かいます。

 

そんなとき、コロナウイルスというネガティブな引き金であったものの、新しい働き方が導入された(される)というのは実績であり、ぜひとも今後にも活かしてほしいと願います。

 

特にこれからの若い世代には自由度に幅をもたせる選択肢がきっと必要で、ひいては社会の発展につながっていくのではないでしょうか。

 

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