鱈場蟹(タラバガニ)で贅沢に!
カニの王様といわれる“タラバガニ”。
漢字では「鱈場蟹」。
なんでもあのお魚の鱈(タラ)の漁場(たくさん獲れる場所)によくいるカニだから、鱈場蟹と書かれるそうです。
英語表記だと「Red king crab」と書かれます。(やっぱりキング(王様))
生物学的にはカニではなく、ヤドカリの仲間となるそうです。
ですから、ズワイガニなどのカニがハサミのある腕2本,足8本であることに対し、タラバガニはハサミのある腕2本,足6本となっています。
一番の見た目の違いは、その圧倒的な大きさですけどね。
学術的な話はほどほどにして…。
さぁ!
そんなタラバガニを食し、食べ方や美味しさなどについてご紹介します。
恥ずかしながら私、タラバガニを食べるのは15年振りでして。
今回古くから付き合いのある札幌在住の友人よりタラバガニを送ってもらったんです。
(15年前に食べたときもこの友人と一緒でした(笑))
私が普段食べるカニは土地柄的にズワイガニですので、比較はこのズワイとタラバとなります。
送られたタラバガニの内容
ボイル冷凍の2肩(一尾分の脚と胸部位であり、甲羅を除いたもの)+2胸部位(一尾分の足の付け根)
重量にして2kg程度といったところでしょうか。
なんとも大きい!
4人家族でも一回で食べきるかどうかといった感じです。
ちなみに現在小5のKさんが持つとこんな感じ↓
「重い…。」と。腕広げて持つから、なお重いんじゃないかな?(笑)
@解凍
届いたら最初にすることは解凍です。ボイル仕立て早々に旨味ごと冷凍されていますから、ゆっくり時間をかけて解凍します。
この解凍でミスすると、味まで損なわれてしまうというのですから侮れません。
同封されてたオリジナルの説明書(販売元:ノース物産最北の海鮮市場
様より)に丁寧に書かれていました。
以下抜粋です。
解凍するにあたって注意すること
- 解凍のしすぎに注意
- 解凍中、カニを乾燥させないように
- 電子レンジでの解凍は厳禁
カニは完全解凍するよりも8分目の解凍が最適と言われています。
完全解凍するとかにの旨みを含んだ水分が抜け、カニ本来の美味しさが損なわれてしまいます。
カニの水分には旨みがたっぷりと含まれています。そのため、水分が蒸発すると身がパサパサになり美味しくなくなってしまいます。解凍の際は、カニの殻についている氷が解けた後にラップや新聞紙で包んで解凍を進めると乾燥しにくくなります。
電子レンジで解凍すると、一気に水分と旨みが蒸発・抜けてしまうため、身の食感がパサパサになったり硬くなったりして美味しくなくなってしまいます。また、カニの脂肪で身が変色することがあります。
A解体(捌き方)
北海道民オススメの解体は、“各関節部でバキバキと折って、調理バサミで殻に切れ目を入れろ!”でした。
なんとナイスな嫁さんによりタイミングよく(たまたま)調理バサミがレベルアップ新調されてましたので、素人ながら、脚の形を生かしたまま、殻を半分剥がした状態にします。(見映え的に(笑))
脚と腕を解体
このハサミで、握力がなくなるほどがんばった結果、
おぉ。ちょっとお店で出るような姿にできました!
手、手が…。
胸部位の解体
すでに握力は限界に近いですが、忘れちゃいけない胸部。
しかも今回、さらに+2胸部位は友人側の付き合いでオマケしてくれてます。(感謝)
んー、2尾分の胸ですね。
正直、ズワイガニ慣れしてる私にとって、胸部は身と殻が入り組んでいて食べるのに一苦労する覚えがあるので、どうしようと悩みながら手を出しました。
するとなんと!これ9割がギッシリと身です!脚の延長上でバリッと離して、それぞれの筒状の殻の中身を押し出すだけで、面白いように身だけ取れます。
限界きていた握力でも問題なく綺麗に取り出せました!
そっか。ズワイガニとはそもそもサイズが違うので、殻が入り組んでるとさえ感じさせないんですね。さすがはビッグなタラバガニさまです(笑)
身の量がすごいのでこんなに取れました!
これだけでもう、お腹は満たされそうです(笑)
オススメの食べ方@
さぁ、北海道民オススメの食べ方ってなんだと思います?
それは、
そのままガブリと食いつけっ!! だそうです。
なんでも、上の解凍編にもあるように、解凍したてが一番旨味が凝縮していて美味しい瞬間なんですと。
ですからガブリといきます(笑)
Kさん、びびっておちょぼ口でしたが(汗)
すでに塩味効いてて、それでいて甘み,風味がしっかりあります。そしてプリプリ食感。
普段はズワイガニを食べてるだけに、この食べ応えは大満足です。
オススメの食べ方A
上記@のそのままガブリももちろん最高ですが、せっかく量がしっかりあったので“焼きガニ”したいと思います!
グリルで10分弱ってところですかね。水分を飛ばす=旨味が減る なので、焼き過ぎないように注意します。
これ焼きたてホカホカでいい湯気出てたんですけど、上手に映すウデがないですね(汗)
もうすでに塩味がついてますからそのまま食べられます。
焼いた分、香ばしさがついてこれまた美味しいです。
そしてカニには酢があいますよね? 酢と醤油でカニ酢を作ったりと。
ゆずポン酢で頂いてみましたらこれもまた美味しいですよ♪
オススメの食べ方B
写真はございませんが、胸部の身がまだありましたので、こちらはカニチャーハンにしてみました。
身自体に塩味がありますので、味付けは普段より薄めがいいです。
全ての身を投入しましたので、ご飯4にカニ身1の割合くらいになりました。
自作ならではの配分です。これほどカニ身の多いチャーハンもなかなか無いでしょう?(笑)
すごい食べ応え。やっぱり美味しいです。
一番美味しい部位
北海道民の友人も言ってましたが、“ハサミの部分”
やはりこれが最高に美味しいです。
タラバガニさんが普段の生活のなかで一番使う部分だからでしょうか。
旨みも、食感も一番ですね。
さいごに
今回、友人からのご厚意で頂いたタラバガニ。
本当に食べ応えあって、甘みがあって美味しくて…。ずいぶん贅沢させてもらいました。
記事にする以上、参考価格は必要かと思って調べました。
(普段はプレゼントの価格を調べるなんて野暮なことはしませんよ(笑))
価格相場
現在の相場ですと1kgあたり大体8,000円〜9,000円ですね。
成体サイズですと1肩で1kgといったところです。
訳あり商品(傷,折れあり)ですと大きさも様々で、値下がりします。
贈り物などではなく自宅用でしたらこの“訳あり商品”や“折れ足”が断然オススメです。
安くたくさん食べられれば、見映えは二の次ですからね。私も次回自宅用にこちらを買います(笑)
基本通販で注文後2,3日で届くとのことです。
今回のレビューで登場したタラバガニはこのお店の商品です。
興味のある方覗いてみてください。↓
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