[一般工具]ラジオペンチ

通常のペンチと違って、先端が細くなっているのがラジオペンチです。

略して、「ラジペン」と呼ばれることが多いですね。

先端部を細くすることによって、細かい作業に適しています。

ラジオの製作のような細かい作業に適していることに由来され、電気関係作業に出番の多いツールです。

 

ラジオペンチの特徴と使い方
形状

 

ラジオペンチの特徴と使い方
挟み部の内側はギザギザとなっていてガッチリキャッチできます。根元には針金などの切断用に刃がついてます。

 

一般的には
  • 針金の折り曲げ、巻きつけ加工やカット
  • ハンダ付け作業のサポート(ハンダ付けは高熱となるので素手では危険)

などに良く使われます。

 

当サイトのものづくりでは

針金の取り扱いはもちろん、小さな部品の締め込み(小学生くらいですと握力がまだないので便利)や、小さな部品を掴むときに活躍しています。

 

ラジオペンチの特徴と使い方
根元の刃で、銅線をカットしています。

 

ラジオペンチの特徴と使い方
狭いところや、細かな部品にとどきます。(ピンセットよりも力を必要とするときに便利)

 

使用上の注意点

ラジオペンチで針金を切ると、刃に山形の傾斜をつけているため、切り口は山形になります。

真っ直ぐの断面にしたい場合は、ニッパーを使いましょう。

(小さなニッパーで太い針金を切断しようとすると刃が欠けますのでこれも注意)

また、活線状態(電気がながれている)のケーブル切断には使用しないでください。

感電することがあり危険です。

さらに、針金や銅線を切る場合は、破片が飛ぶことがありますので、目などを保護しましょう。(例:保護メガネの使用)