「さあ、始めよう」ではなく、「始めなきゃならない」というストレス
−もともと、ものづくりがお好きな親御さん、お子さんはこの記事を飛ばして下さい−
ものづくりを始めようと考えるとき、置かれている状況というのはやはり「お子さんの宿題」である場合が多いと思います。
実は「さあ、始めよう」ではなく、「始めなきゃならない」というストレスまでも感じてしまう状況…。
すごく良くわかります。
世の(しかも日本の)親は忙しいんです。夏休みではお子さんも長期休みなので普段よりも更に忙しいんです。
そんな中、「自由研究」や「理科工作」,「ポスター」など、およそ子ども任せではクリアしないであろう宿題なんて、考えただけでストレスですよね。
「親宛ての宿題ですか?なら、親御さんヨロシク!と連絡帳にでも書かれた方がまだまし。」と私の友人。
学校を恨みかねない勢いです。
どういったところがストレスなのか?
近しい親御さんたちに聞いてみました。
- 何をしていいかわからない
- 忙しくて時間がない
- 子どもにやる気がない
- 自分も、ものづくりに自信がない(興味がない)
ストレスの感じかたは人それぞれですので、一概にこうだとは言えないのですが、
上記の問題に対して軽めに、「なぜなぜ分析」してみますと、
- 「何でもいいですよ」と設定が自由過ぎるから→何をしていいかわからない
- スケジュール感が掴めないから、必要な時間が読めないから→時間を作れない
- 普段は学校の指示に従う教育されているのに、突然「自由」に放り出されても→子どものやる気がでない。
- 普段の生活の中に、研究やものづくりに触れる機会が少ない→自信がない,興味が湧かない。
…といったことが見えてきました。
ここで仮に宿題の出され方が、
“理科工作です。電池で走る車を作ります。キットと作り方はこの箱に入っています。工具はハサミだけです。所要時間は30分程度です。あさってまでに作って学校に持ってきて下さい。”
と出されたらとしたら。
楽なものですよね?おそらく放っておいても、お子さんだけで作り始めると思います。
なぜ抵抗なく始められるのか?
全て準備されて、ゴールがハッキリしているからです。
そして…他の子と作品が同一で問題ないから。
何も準備されていなく、ゴールが見えないから、自由な宿題は苦しいのです。そのうえ、他の子の作品とカブリたくないとの心理まで働きます。
どうやら、
- オリジナルのテーマが定まっていて、
- 準備品,所要時間の予測がついて、
- ゴールがハッキリしていれば、
ストレスは少なめに、ものづくりを始められそうです。
(何かしら行動を起こすのですから、ストレス値ゼロにはならないですよね)
そこで、以下の要点についてまとめましたので参考にして下さい。
- テーマの見つけ方
- 準備品のメドのつけ方
- 所要時間の考え方
- ゴールの見つけ方