プレーとは別の得点力
普段ゲーム(試合)をされているなかで、審判のジャッジが絶対正しいと感じますか?
YESと答える方は少ないのではないでしょうか。
イン、アウトを見誤ったり、ネットタッチやワンタッチを見逃したり...ともちろん私も経験あります。
「あちゃー」と顔に出すのは審判としてよろしくないので毅然とした態度で笛を吹きますが、内心ヒヤヒヤです(汗)
テレビ放映されているどのスポーツでもミスジャッジなんてものは必ずといっていいほど起きてますよね。
プロの審判もヒトである以上、絶対なんてものはないのです。
ということは...利用したいですよね。
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世間はハイテクで公正さを担保
さて昨今はハイスピードカメラなどを利用した“モニターチェック”がありますよね。
バレーボールでいうと“チャレンジ”です。
試合時間の間延びをよしとせずに、成功すれば無制限、2回の失敗でチャレンジできなくなるといったルールも面白いです。
これらのシステムのおかげでかなり公正なジャッジがされるようになってきたのはプレーヤーとしても視聴者としてもありがたい話だと思います。
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いざ確認すれば、誤審の多いこと多いこと(笑)。
逆に、それだけヒトの目でジャッジすることは難しいってことですね。
さてアナタが普段参加されている大会では“チャレンジ”導入されているでしょうか?
まだまだこの技術は一部だけですよね。
コストもかかりますし、視聴者あってのシステムともいえますので、現在ではスポンサーがつく大会でないと導入は難しいでしょう。
ニーズがあり、システム自体が安価となれば広がるでしょうけど、まだ少し先になりそうです。
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“審判もヒト”に注視
突然ですが、主にビジネス用語で聞かれる“ストローク”ってご存知でしょうか?
ストロークとは相手の存在や言動を認めていることを具体的に示すこと。自ら進んで相手を承認する行為。
間単にいいますと“ヒトは認められた相手に安心感をもつ”ということです。
主に交渉術で効果を発揮するストロークですが、バレーボールでも効果を発揮します。というかスポーツ全般,いや、対人全般(笑)?
“審判もヒト”ですから。
さて審判をどう認めたらいいのでしょう?べつに困ってもいない審判は認めてもらいたいとも思ってません。
ではアナタが審判だったらどういうとき困りますか?
例えば、
- 不服申し立てがケンカ腰
- なにかと威張ってる
- 自分が一番正しいと勘違い
スポーツマン、ウーマンの風上にも置けぬタイプですが、結構いらっしゃいます。
これに関しては簡単ですよね。
“自分がされたら嫌なことは相手にもしない”
道徳の授業でも習うようなことです。
あと、?
- 判断できない微妙なプレー
これ困りますよね。
両親指を立てて「ノーカーウント!」と押し切れればまだいいですが、? 判断が遅れたら、ふたつのチームの間に挟まれ苦しい時間が到来します。
こんなとき、「今のは向こうの得点ですよ。」とか「ノーカウントでどうでしょう。」とかプレーヤーから優しい言葉がでたら正直ホッとしませんか?
審判として正しくないかもしれませんが、ヒトですからね。プレーヤーから“敵視”されてないなと審判が思える行動です。
もうお分かりかと思います。
審判からみて“敵ではない”と感じさせる雰囲気であること。
そして、これが“アナタ自身が審判を認めることができた”瞬間なのです。
アマチュア大会ではプレーヤーが審判をすることが大いにあります。
審判を“敵視”して得することは皆無といっていいでしょう。
ゲームのなかのアナタは“良いヒト”です。
微妙なジャッジは、きっとそんなアナタに有利に働くことでしょう。
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“良いヒト”を利用したフェイク
見事に良いヒトなアナタは信頼感もあります。
それを利用して審判にフェイクをかけることができます。
バレーボールにおける微妙なジャッジ第1位は“ワンタッチ”。
ブロックの指先をかすめたワンタッチはかなり判断に迷います。しかもその事象が多い。
ボールが指先をかすめたブロッカーが両手をヒラヒラさせて「触ってません」アピールは当たり前に見ます。
確かに、必死に止めようとしたブロックの指先が、アウト軌道のスパイクに触れてしまうなんて悔しい失点です。
??
だけど毎回これをやるプレーヤーをみて審判はどう思いますか?信用ならないし、見飽きてますよね?
そこで“良いヒト”なアナタはどうするでしょう?
自分がワンタッチした瞬間、大声で「ワンチ!」と声に出すんです。
なんと潔いことでしょうか。
審判も「このプレーヤーはワンタッチしたら声に出すヒトなんだ」と思うことでしょう。
ただし!あからさまなワンタッチだけ!わずかに触れてしまったワンタッチは「触ってません」とアピールします。
いつもアピールするヒトよりよほど信頼できるでしょう?(笑)
実際これで点数とれます(笑)
上手なプレーヤーだと、
- あからさまに触れたら「ワンチ!」
- 触れてないorわずかに触れたら「ノー!」
と空中のうちに瞬時に判断して言ってます。まさに“声で取る有利なジャッジ”といえますよね。
さいごに
声で取る有利なジャッジ!?いかがでしょうか。
“審判もヒト” である以上、ミスはする。
であれば、自分に有利なミスであるべきといった視点でした。
いささかズルイとも思われるでしょうけど、相手に有利なミスジャッジにストレスを感じるよりは良いのではないでしょうか。
(本心はハイテクによる公正な試合がどこでも行われる世の中になってほしいなと思ってますけど)
【補足】
記事にあるとおり、アマチュアでは今戦う相手は、次の試合の審判であることが多いです。
こちらでも先を見据えた対応ができるといいですね。きっと次につながります。